1. 丸太の選別・皮むき(ローグ処理)
目的:品質の安定した単板を得るため、適切な樹種・サイズ・含水率の丸太を選定。
工程:丸太の樹皮を剥ぎ取り、ロータリーレース加工に適した形に整える。
2. 単板の製造(ロータリーレース)
目的:均一な厚みの単板(ベニヤ)を製造。
工程: 丸太を回転させながら刃物で薄くスライス(ロータリーレース)
通常、厚さ2〜4mm程度の単板を製造
3. 単板の乾燥(ドライヤー)
目的:接着性能の向上と寸法安定のために乾燥。
工程: 連続式乾燥機により、単板の含水率を8〜12%程度に調整
板の反り・割れを防ぐため、乾燥温度と時間を慎重に管理
4. 欠点除去・ジョイント加工
目的:節や割れなどの欠陥を除去し、長さを確保。
工程:欠点を切除後、スカーフジョイントなどで単板を接合(必要時)
接合面には接着剤を使用
5. 接着剤の塗布
目的:単板間の強固な接着を確保
工程:接着剤(フェノール系やイソシアネート系など)をローラーで均一に塗布
接着剤の種類は用途(構造用、非構造用)に応じて選定
6. 単板の積層
目的:強度と寸法安定性を高めるため、繊維方向を揃えて積層
工程:単板を一枚ずつ重ね、長さ方向で繊維が平行になるように配置
必要な厚みに応じて10枚〜20枚程度積層
7. ホットプレス(熱圧成形)
目的:高温・高圧で接着剤を硬化させ、製品形状を固定
工程:プレス条件:温度150~180℃、圧力1〜2 MPa、時間10〜30分(製品サイズによる)
均一な圧力と温度で接着強度と寸法精度を確保
8. 養生・冷却
目的:接着剤の完全硬化と製品の寸法安定
工程:プレス後の製品を一定時間冷却・養生室で保管
9. 製品の切断・仕上げ加工
目的:用途に応じたサイズへ加工し、使用可能な形に整える
工程:定寸切断、表面研磨、エッジ処理など
必要に応じて表面コートや穴あけ加工なども行う
10. 品質検査・JAS認証
目的:構造材としての強度・性能を保証
工程:外観検査、寸法測定、接着強度試験、含水率測定など
JAS(日本農林規格)に準拠した製品検査を実施
11. 梱包・出荷
工程:梱包して製品ラベルを貼付、出荷先へ配送